Pile of Index Cards - メインページ: https://poic2023.capture.jp/ - はじめに: https://poic2023.capture.jp/page_a-1/ - PoIC とは?: https://poic2023.capture.jp/page_a-2/ - メインシステム: https://poic2023.capture.jp/page_b-1/ - サブシステム: https://poic2023.capture.jp/page_b-2/ - ガジェット: https://poic2023.capture.jp/page_b-3/ - 4カード: https://poic2023.capture.jp/page_c-1/ - 時系列スタック法: https://poic2023.capture.jp/page_c-2/ - PoIC 規格: https://poic2023.capture.jp/page_c-3/ - 仮想メモリとしての野帳: https://poic2023.capture.jp/page_c-4/ - カードを書く: https://poic2023.capture.jp/page_d-1/ - 再生産する: https://poic2023.capture.jp/page_d-2/ - PoIC を通じて見えたこと: https://poic2023.capture.jp/page_e-1/ - 参考資料: https://poic2023.capture.jp/page_e-2/ - 引用コレクション: https://poic2023.capture.jp/page_e-3/ - 情報カードの比較: https://poic2023.capture.jp/page_f-1/ - 43Tabs システム: https://poic2023.capture.jp/page_f-2/ - 再帰する情報: https://poic2023.capture.jp/page_f-3/ # メインシステム PoIC システムを構成しているのは「**情報カード**」と「**ドック**」の二つだけです。このシンプルさがシステムを頑強なものにしています。 ## Contents * [1 情報カード 5x3 方眼](#情報カード-5x3-方眼) * [1.1 なぜ方眼を使うの?](#なぜ方眼を使うの) * [1.2 自分に合ったサイズの決め方](#自分に合ったサイズの決め方) * [1.3 ストックに関して](#ストックに関して) * [1.4 Tips](#tips) * [2 ドック](#ドック) * [2.1 箱からドックへ](#箱からドックへ) * [2.2 ドックの置き場所とセキュリティ](#ドックの置き場所とセキュリティ) * [2.3 ポケット一つ原則](#ポケット一つ原則) * [2.4 人生そのもの](#人生そのもの) ## 情報カード 5x3 方眼 [![](189972891_ad817b8e66_m.jpg)](189972891_ad817b8e66_m.jpg) [](189972891_ad817b8e66_m.jpg "Enlarge") *コレクトの情報カード 5x3 方眼(C-3532)。* PoIC において、情報の基本単位となるのは「情報カード」です。情報カードには、5x3 インチサイズの「方眼(セクション)」を使います。 #### なぜ方眼を使うの? 日本において「情報カード」と言った時、梅棹忠夫氏の「[知的生産の技術](../page_e-2/ "参考資料")」(1969)の中で紹介されている「京大式カード」(罫線カード)が真っ先に頭に浮かぶ方も多いでしょう。 そのような状況の中で、あえて方眼を選ぶ理由は何でしょうか? それは、文字や絵を描く時に、より自由な感じがするからです。方眼は、グリッドの間にも、グリッドの上にも文字を書くことができます。その気になれば、縦書きもできます。使用する際の自由度は、方眼の方が罫線よりも高いと言えるでしょう。無地でもよいですが、字や絵を書く際は、方眼のグリッドをガイドにした方が格段にキレイに仕上がります。 これらの理由に加えて、PoIC では方眼カードの上辺に見えるグリッドが「[タグ](../page_c-3/ "PoIC 規格")」を付ける時に重要になります。このタグは、グリッドの揃った方眼のカードを使った時に一番きれいに書くことができます。 タグを付けた数百枚・数千枚のカードを「**ドック**」に入れると、遺伝子研究に用いられる「[アガロースゲル電気泳動](http://en.wikipedia.org/wiki/Agarose_gel_electrophoresis)」のパターンに似た、一連の「コード」が発現します。 #### 自分に合ったサイズの決め方 方眼の情報カードは、現在、[コレクト社](http://www.correct.co.jp/06cat/ip/ct_50.html) _\[リンク切れ\]_ と[ライフ社](http://www.life-st.jp/productj01.htm) _\[リンク切れ\]_ から発売されています。この二社の方眼カードの違いは、グリッドの色と間隔です。コレクトの方眼カードはグリッドが水色で5 mm 間隔、一方、ライフの方眼カードはグレーで6 mm 間隔です。好みや入手性で選んで下さい。情報カードは最寄りの書店・文房具店では取り扱っていない場合も多いです。その場合は、[Amazon](http://www.amazon.co.jp/) や [KDM](http://www.kdm.bz/) などのインターネットサービスを利用した方が良いでしょう。 ここでは 5x3 サイズを挙げましたが、使用する情報カードのサイズは個人の好みや用途に大きく依存しています。大きさを決める時は、例えばレポート用紙や B6 情報カードなどの 5mm 方眼の紙を用意し、5x3(= 125 mm x 75 mm)、6x4(= 150 mm x 100 mm)、B6(= 183 mm x 129 mm)のサイズに切って、実際に書き込んでみます。そうすることで、自分の用途に合ったサイズを把握しやすくなります。 サイズが決まったところで、1パック買ってきて、実際に使ってみます。 初めの1パックは練習・書き捨てぐらいのつもりで、あまり難しく考えずに、気楽に使い切りましょう。 #### ストックに関して 1パック分のカードを書いてみて、「この大きさでよい」と決まったら、今度は一度にたくさん買ってストックしておきます。たくさん買っておけば、手元にどのくらいカードが残っているかを心配しなくて済みます。カードの残量を気にしながら書くのは、バッテリーを気にしながらノートパソコンを使うようなものです。カードは豊富に用意しておきます。 カードのストックに関して、[梅棹 (1969)](../page_e-2/ "参考資料") は、次のように述べています。 > 「だいじなことは、カードをかく習慣を身につけることである。どうしたら、その習慣が身につくか。根気よくつとめるほかないのだが、たとえば、つぎのような方法はどうだろうか。それは、おもいきってカードを一万枚ぐらい発注するのである。一万枚のカードを目の前につみあげたら、もうあとへはひくわけにはゆくまい。覚悟もきまるし、闘志もわくというものだ。」(p. 64) この驚くべき提案は、野口悠紀雄氏の[「超」整理法](../page_e-2/ "参考資料") (1993) をはじめ、生産性に関する様々な本の中でも引用されています。コレクトの情報カードの厚みは100枚で1.8 cm です。一万枚を積み上げたら、1.8 m もの高さになります。 個人のカードシステムで、これは実行するのはなかなか難しいので、私は半年分として一度に20パック(2,000枚)程度を買うようにしています。文房具をたくさん買ってストックしておくのはよい習慣です。心理的な余裕は、生産性の向上にもよい影響を及ぼすようです。私は、情報カードの他にも、測量野帳、水性ペン、クリアファイル、プロジェクトペーパー(レポート用紙)も、たくさん買ってストックしています。 #### Tips 2010年、ダイソーから100円の情報カードが発売されました! ## ドック カードの準備ができたら、次にカードを保存する箱を用意します。カードを保存する箱は、最初はどんなものでもよいです。紙箱、プラスチックの箱、木箱、なんでもよいです。部屋の中を探すと、お菓子の箱などが見つかると思います。 #### 箱からドックへ カードが順調に増え、数百枚になったところで、より本格的な、大きなカードボックスを用意します。 PoIC ではこれを「**ドック**」と呼びます。小さい船が埠頭(ドック)に入ってくるように、自分の書いたカードがすべてそこに集まってくるからです。 ドックの重要性は、カードの数が増えるにしたがって増していきます。カードは、言うまでもなく、一枚一枚がバラバラの状態です。その辺に適当に置いておくと、すぐに散逸してしまいます。すべてのカードをドックに入れることを習慣付けることで、カードの散逸を防ぎます。 #### ドックの置き場所とセキュリティ 下の写真は、私が使っているドックです。私はコレクトの[カードボックス](http://www.correct.co.jp/06cat/ip/ct_57.html) _\[リンク切れ\]_(C-153DF)を使っています。システム拡張性を考えて、値段の手頃な MDF 製を選びました。これ一つで1,500枚(公称では1,000枚)の情報カードが入ります。 [![](194730265_46ea9754c5_m.jpg)](194730265_46ea9754c5_m.jpg) [](194730265_46ea9754c5_m.jpg "Enlarge") *コレクトのカードボックス(C-153DF)。PoIC では、カードを入れる箱を「ドック」と呼ぶ。* コレクトのカードボックスには、カバーも付いてきますが、中のカードがいつも見えるようにするために、普段は外しておきます。 ドックは机の上の常に目に入るところ、手の届く範囲に置いておきます。 もし誰かにドックの中を見られているという心配があると、たとえやましいことは何一つないとしても、正直なことが書けなくなってしまうかもしれません。そのような場合には、机の引き出しの中にドックを収納しておきます。カードには思ったことをなんでも書いて良いという前提があればこそ、いろいろなアイディアが生まれます。 #### ポケット一つ原則 [野口](../page_e-2/ "参考資料") は、「超」整理法 (1993) の中で「ポケット一つ原則」という考え方について述べています。もしポケットが一つしかなく、すべてをそこに入れるのであれば、探すのはそのポケット一ヶ所だけで済みます。しかし、ポケットが二つ、三つと増えたら、その全部を探さないといけなくなります。あとで探す労力を減らすのなら、ポケットは一つしか使わないのが賢明である、ということです。 具体的には、自宅と会社と、独立した2つのドックシステムが必要になる場合も考えられます。しかし、理想として、ドックシステムの数は少ないに越したことはありません。ドックシステムの数が少なければ、「カードをどこにやったっけ?」といった類いの問題に煩わされることはありません。 そうしておけば、私たちの書いたカードは、最終的にはすべて1ヶ所に集まってきます。そして、ドックの中を探せば、カードはいつも必ずそこにあります。 #### 人生そのもの PoIC では、カードを使って個人の生活を追跡していきます。ドックの中は、私たちが見たこと、聞いたこと、考えたこと、発見したこと、やってみたこと、読んだことで満たされていきます。これは単なる日記以上のもの、いわば私たちの「人生そのもの」です。 ---- - [PoIC とは?](../page_a-2/ "PoIC とは?") << [メインページ](../ "メインページ") >> [サブシステム](../page_b-2/ "サブシステム")