はじめに

はじめに #

Pile of Index Cards へようこそ!私は、写真共有サイト Flickr において「情報カード (Index Cards)」を使った情整整理・組織化の方法を紹介してきました。このマニュアルは、写真だけでは伝えきれない方法論の細部を補うために作られました。

Contents #

このマニュアルについて #

コレクトの情報カード 5x3 方眼(C-3532)

このマニュアルでは、アナログメディアである情報カードを使って、自分の記録・アイディアおよび身の回りの情報を蓄積し、それを生産性の向上につなげていく方法(メソッド)を紹介します。このシステムおよびメソッドを、簡単に “PoIC” (Pile of Index Cards: 情報カードの積み重ね) と呼びます。PoIC は、「デジタル世代の私たちが、アナログの情報カードを使って何ができるの?」という問に対する、一つの答えを提示します。

当初、このマニュアルは、Flickr のフォトストリーム、および、英語版のブログとしてスタートし、その後、日本語版のマニュアルとして翻訳・再編集されました。PoIC に関するアイディアは、それ自体、すべて PoIC を使って収集・蓄積され、再生産されたものです。

このマニュアルから、あなたの生産性を向上させる「何か」を見つけていただければ、たいへん光栄です。

PoIC の中の人 a.k.a Hawkexpress

このサイトについて #

本サイトは Wayback Machine の PoIC のアーカイブを元に編集し、新たにオリジナルの Pile of Index Cards をアップデートしたものです。

謝辞 #

情報カードシステムの構築に際して、1960年代から1970年代にかけて日本で書かれた、カードと生産性に関する本(梅棹氏、川喜田氏、渡部氏、板坂氏)から、多数のアイディアを取り込みました。これらの本は、デジタル世代の私たちにとっては、もはや「古典的」と言えるでしょう。しかし、その中には、生産性の向上に関する普遍の智慧があふれています。カードを使ったタスクの処理に関しては、GTD(David Allen氏)からアイディアを得ました。また、時系列による情報整理は、「超」整理法(野口氏)を参考にしました。私は巨人たちの肩の上に乗り、ほんのちょっとだけ遠くが見えたに過ぎません。先人たちの偉業に敬意を表します。

Flickr における Josh DiMauro 氏、Dave Gray 氏(米国 XPLANE 社 CEO)、Edward Vielmetti 氏、Jamie Parks 氏、RJStew 氏との議論はこのマニュアルを書く上で、たいへん参考になりました。Thorsten von Plotho-Kettner 氏には、ブログを書くことを勧めていただきました。Robert Brook 氏には、flickr の写真を Creative Commons にすることを勧めていただきました。彼のコメントは、PoIC のアイディアを世に広めるのにとても役立ちました。

Erik Luden 氏には、ブログ、サーバの運営、ドメインの取得、そして PoIC に関する有用なアドバイスを受けました。現在のブログとウィキは、彼のアドバイスなしにはあり得ません。Jeniffer 氏、Sarah 氏、Felix 氏、Abdulla 氏、Rick 氏、Jeevs 氏には、ブログの記事に関して有用なコメントをいただきました。Leopard 氏、Gregkise 氏、John 氏、Ayalan 氏、David 氏、Alina Mikadze 氏、Kaj 氏、Picolin 氏には、世界の情報カードの違いに関する情報を寄せていただきました。エディターの皆さんには、私のつたない英語を直していただきました。

PoIC のアイディアのいくつかは、2ちゃんねる・文房具板の情報カードについて語るスレ 2 [リンク切れ]現行5 [リンク切れ])の議論の中で生まれました。このスレッドの参加者の皆さんには、マニュアルの日本語化を進めるにあたって、あたたかい声援と有用なコメントを多数いただきました。ここに感謝の意を表します。

野ざらし亭さん、レザークラフトマン [リンク切れ] さん、マックライドさん、nomico さん、ふぉくかふさん、toku [リンク切れ] さん、たああんF さん、tadachi-net さん、アキヅキダイスケさん、朴斎さん、aki [リンク切れ] さん、ponkichi さん、kf さんとのブログを通じた議論は、PoIC の意味や意義をより高い次元のものとしてくれました。ここに厚く御礼申し上げます。